感情労働は直接人と関わる仕事なので、相手から感謝される機会も多く働きがいがあります。充実感を得られるのはメリットですが、一方で問題点もあります。感情労働は仕事で受けるストレスを回復しにくいという特徴があり、自分の感情を押し殺さなければならない場面も多く、これによって精神的な不調に陥るリスクが高まります。
まずは、自分のストレス度を把握することから始めましょう。インターネット上に無料で公開しているストレスチェックシートを活用してください。その上で、ストレス度が高い場合は現在抱えているストレスを解消しなければなりません。仕事のことを忘れられる時間を作り、完璧を目指さず自分らしく過ごすことが大切です。
うつになってしまった際の対処法を紹介します。まずは、担当者に相談した上で労災申請をしましょう。パワハラなどの明らかな被害を受けている場合は、労災認定が下りる可能性があります。また、労働問題に関する相談を受け付けている窓口の活用もおすすめです。企業側に訴えても状況が改善しない場合は、弁護士に相談する手もあります。
ストレスでうつになってしまったら、仕事を休む必要があります。労災認定が下りれば、療養補償給付か休業補償給付を受給できます。労災申請の手順を紹介するので参考にしてください。また、相談窓口を積極的に活用しましょう。
ストレスに悩んでいる人は、個人で行えるメンタルヘルス対策に取り組みましょう。ストレス解消のために、仕事のことを忘れられる時間を作ってください。完璧を目指さず、だらしない自分を受け入れることも大切です。
ストレスに潰されないために、まずは自分がストレスを受けやすい環境にいることを理解しましょう。感情労働は働きがいのある労働スタイルです。だからこそ、その裏に潜むリスクについても理解しておかなければなりません。