> サイトポリシー

感情労働は受けるストレスが大きい

感情労働とは?問題と対策を知る

ストレスによって激しく消耗する

感情労働の問題点として挙げられるのが、仕事によるストレスです。働きがいがあっても、ストレスによって消耗し続ければいずれは限界を迎えます。

ストレスによって激しく消耗する

働きがいがあるからこそ

感情労働に対し、働きがいを感じている人も多いでしょう。人と関わる仕事なので、相手から感謝される機会も多く、喜びや幸せといった感情に直接触れられます。コミュニケーションに重きを置き、気遣いや心配りの大切さを知る人にとって、感情労働は他の仕事にはない働きがいがあります。自分の行動が相手の命や仕事、生活などに深く関わり、貢献していることに充実感を覚えるでしょう。また、そういった働きがいはモチベーショにもつながります。しかし、感情労働にはいくつかの問題点があることも忘れてはいけません。

ストレスが回復しにくい

感情労働は、仕事で受けるストレスを回復しにくいという特徴があります。肉体的な疲労であれば、身体を休めれば回復します。頭脳的な疲労は脳を休めれば対処可能です。しかし、感情労働は心理的な部分に影響してくるため、ストレスを解消できないリスクがあります。
感情労働によるストレスは、自分の感情とのギャップで生じます。相手のことを思い、喜んでもらうために感情をコントロールしますが、自分も同じ人間であり、当然ながら何らかの感情を持っています。しかし、業務中は常に感情をコントロールし、相手主体で行動しなければならず、時には自分の感情表現を押し殺す必要があります。とはいえ、ロボットのように対応すればいいわけではなく、どれだけ疲れていても笑顔で明るく振る舞わなければなりません。常に「こうあるべき」というルールに従っている状態です。
また、クレームなどによって相手のネガティブな感情を直接受け止めなければならない場面もあります。そういった場面で大きなストレスを受けるのは、人間であればごく自然なことです。しかし、そういった時でも自分の感情をコントロールし、対応しなければなりません。

燃え尽きてしまう可能性も

感情労働における応対術は、表面的な演技である「表層演技」と、内心と表面的な演技を結びつける「深層演技」の2つがメインです。どちらも感情労働には欠かせない要素ですが、これが過剰になって限界を超えてしまうと、バーンアウト(燃え尽き症候群)に陥ってしまいます。感情を抑制することを常に強いられ、無意識にストレスが溜まり、それが限界に達することで、感情をコントロールできなくなります。バーンアウトになると仕事だけでなく何事にも無関心になり、日常生活そのものに大きな影響が及びます。そのため、感情労働に携わる人は必ずメンタルヘルス対策に取り組まなければなりません。

ストレスに潰されないために

Twitter

Tweets by kanjoroudou