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メンタルヘルス対策として導入すべき制度・研修

感情労働とは?問題と対策を知る

導入すべき制度・研修

感情労働が発生する職場では、積極的にメンタルヘルス対策に取り組む必要があります。導入すべき制度・研修について詳しく紹介します。

導入すべき制度・研修

ストレスチェック制度

業務だけでなく、職場の人間関係においても感情労働は発生します。そのため、組織全体で感情労働によるストレスを軽減するための取り組みを行わなければなりません。また、ストレスによる不調を訴える従業員に対するケアも必要です。
まず、メンタルの不調を防ぐために、従業員を対象にしたストレスチェック制度を設けます。そこで問題を抱えている従業員を発見した際は、即座にケアを行わなければなりません。2015年に労働安全衛生法が改正され、50人以上の従業員を抱える事業所では年1回以上のストレスチェックの実施が義務付けられています。従業員に対し、産業医などによるストレスチェックを定期的に行い、状況把握に努めます。企業として従業員の状態を把握できるだけでなく、従業員本人も自らのストレス状況について理解できるため、バーンアウトを未然に防げます。なお、厚生労働省は事業者向けに「厚生労働省版ストレスチェック実施プログラム」を無料で配布しています。
ストレスチェックの結果、従業員が高レベルのストレスにさらされていると判断された場合、産業医の面接指導を受けることになります。事業者は産業医の意見を聞き、必要に応じて環境改善に取り組まなければなりません。

アンガーマネジメント研修

ストレス状況を把握することも大切ですが、そもそもストレスを受けにくいような考え方を学ぶ必要があります。その手段として効果的なのが、アンガーマネジメント研修です。アンガーマネジメントは、アメリカ発祥の怒りと上手に付き合うための心理術です。怒りの感情をなくすのではなく、怒りの感情を相手に伝えなければならない時に、上手に伝える方法を学びます。また、怒る必要がない事象に対しては怒らなくても済むようになることを目標としています。
アンガーマネジメントを学ぶことで、価値観の多様性に対して寛容になれます。怒りの感情を上手くコントロールできるので、モチベーションの維持にもつながるでしょう。怒りの感情は、大きなストレスを受ける要因の1つです。それをコントロールすることで、余計なストレスを受けずに済むだけでなく、周囲と円滑にコミュニケーションを取れるようになります。怒りの原因を整理して適切に対処できるようになるので、業務改善の効果も見込めます。なお、一般社団法人アンガーマネジメント協会では、個人向けの講座や企業向けの研修も行っています。

ストレスに潰されないために

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