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感情労働の適性について

感情労働とは?問題と対策を知る

そもそも適性がない人もいる

感情労働の適性がない人は、ストレスを受け続けることでいずれ限界を迎えてしまうかもしれません。自分に適性があるかどうか確認しておきましょう。

そもそも適性がない人もいる

向いている人・向いていない人

自分と他人を区別できる人は、感情労働に向いています。オンオフの切り替えが上手で、仕事とプライベートを分けられる人も向いているでしょう。趣味や特技などに没頭し、その間は仕事のことを忘れられる環境があればストレスを大幅に軽減できます。
一方、感情労働に向いていないのは、共感性が極端に高い人です。共感性が高い人は、他人に寄り添うことが得意です。そのため、他人の感情に必要以上に入り込み、疲弊しやすい傾向にあります。顧客のニーズや課題に向き合うことも大切ですが、キャパオーバーをしないように注意が必要です。

共感性が高い人

共感性が高い人は、「共感疲労」になりやすいという特徴があります。共感疲労とは、他人のネガティブな感情に対して強く共感し、自分の心までもが疲弊してしまう状態です。物事の捉え方や感じ方は人によって異なりますが、仮に自分が共感疲労になりやすい人間なのであれば、感情労働は向いていないかもしれません。
共感疲労になりやすい人は、感受性が強いです。周囲の状況や様子、言動などを敏感に察知するため、目の前の人間がネガティブな状況にあると、自分もネガティブな感情に陥ってしまいます。感受性が特に強く敏感な気質を持つ人は、「HSP」と呼ばれます。
また、好奇心旺盛な人も共感疲労になりやすい傾向にあります。フットワークが軽くすぐに行動に移せるものの、同時に感受性も強いので大きな疲労を伴います。強い好奇心があるからこそ、多くの情報が頭に入ってくるため、結果的に心が疲弊していきます。
社会的使命感を強く持っている人も注意が必要です。人を支える仕事に就く人は、「自分が頑張って支えなければ」「何とかして治さなければ」といった使命感を持って業務に取り組んでいます。こういった使命感を持っているのは、看護師などの医療職に多いでしょう。当然、そういった姿勢は大切ですが、あまりにも自分にプレッシャーをかけてしまうと共感疲労につながります。
そもそもネガティブ思考な人も、感情労働には向いていません。何事に対しても、「きっと悪い方向に進むだろう」「どうせ自分がやっても上手くいかない」など、ネガティブな考えを持ちやすい人は、他人の悲しみや苦しみなどの感情に引き込まれやすく、共感疲労につながります。

ストレスに潰されないために

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