企業は従業員を守るためにメンタルヘルス対策に取り組んでいますが、個人でも対策しておかなければなりません。まずは、自分に感情労働の適性があるかどうかを確認しましょう。仕事でどれだけのストレスを受けているのかを検査し、状況に応じて必要な対策をしてください。現在の職場で働き続けるのがどうしても厳しいなら、転職して環境を変えることをおすすめします。その際は、転職エージェントを利用して効率的に転職活動を進めていきましょう。
もしかすると、そもそも感情労働の適性が自分にはないかもしれません。感情労働に向いていないのは共感性が極端に高い人です。共感性が高いと「共感疲労」になりやすく、それが大きなストレスにつながります。感受性が強く好奇心旺盛な人は注意しましょう。また、社会的使命感が強い人も共感疲労になりやすい傾向にあります。
まずは、自分のストレス度を把握することから始めましょう。インターネット上に無料で公開しているストレスチェックシートを活用してください。その上で、ストレス度が高い場合は現在抱えているストレスを解消しなければなりません。仕事のことを忘れられる時間を作り、完璧を目指さず自分らしく過ごすことが大切です。
どうしてもストレスに耐えられそうにないなら、思い切って転職してください。自分だけの問題ではなく、職場の環境が原因かもしれません。転職する際は、転職エージェントに登録しましょう。条件に合う求人を効率的に探せます。感情労働が発生しやすい業界・職種ごとにおすすめの転職エージェントを紹介しています。
うつになってしまった際の対処法を紹介します。まずは、担当者に相談した上で労災申請をしましょう。パワハラなどの明らかな被害を受けている場合は、労災認定が下りる可能性があります。また、労働問題に関する相談を受け付けている窓口の活用もおすすめです。企業側に訴えても状況が改善しない場合は、弁護士に相談する手もあります。
ストレスでうつになってしまったら、仕事を休む必要があります。労災認定が下りれば、療養補償給付か休業補償給付を受給できます。労災申請の手順を紹介するので参考にしてください。また、相談窓口を積極的に活用しましょう。
ストレスに悩んでいる人は、個人で行えるメンタルヘルス対策に取り組みましょう。ストレス解消のために、仕事のことを忘れられる時間を作ってください。完璧を目指さず、だらしない自分を受け入れることも大切です。
ストレスに潰されないために、まずは自分がストレスを受けやすい環境にいることを理解しましょう。感情労働は働きがいのある労働スタイルです。だからこそ、その裏に潜むリスクについても理解しておかなければなりません。